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八王子中屋ジム プロモーターの喜怒哀楽
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今日の朝、あいさつ回りをしていた時にネットのニュースでWBC会長ホセ・スレイマン氏の悲報を知った。

 世界ボクシング会のリーダーと言われたスレイマン会長、自分が氏と初めて話したのが荒川仁人の世界タイトル王座挑戦者決定戦で訪れたメキシコシティ、試合前のWBC定例会の中だった。ホセ・スレイマン会長は荒川に声をかけてくれた、

「試合の前まではアウェーでということで大変かもしれないが、試合が始まってしまえばそんな事は関係ありません。今回の試合はレフェリーやジャッジの3人もアメリカ人で集めました。」

 そして行われた挑戦者決定戦、試合は壮絶なアウェー判定により荒川が敗れた。

 試合後、リングサイドにいるスレイマン会長に対し、まともに喋れもしないスペイン語でまくしたて続けた自分。黙る彼を見て周りの人達が引いていたらしい。

「あんなに黙ってるスレイマン、見たことないですよ。」

 一緒に戦ってくれたメキシコ在住の日本人記者さんに言われ、後でその存在の大きさを知り今度は自分が引いた。

 その試合後にカンクンで行われたWBC総会、のランキング委員会。今度は気をつけながらしっかりと主張だけはしようと臨んだ、が、その結果、マイクの前に立った瞬間から殆ど何も主張させてくれなかった、というより何も喋らせてくれなかった。

「あんなにスレイマンを怒らせて心配したよ。」

 後で総会常連の日本人プロモーターの方にそう言われ、周りからも自分に向かって親指を立てて来たり、握手を求めたりしてくる外国人関係者達の姿、、、

嗚呼、違うんだ、全然逆らっていたわけではないんだ、何故こうなった、、、荒川はランキングが1位から2位へと落ち着き、再戦命令を受けた。

 そして去年のバンコクWBC総会、スレイマン会長はこの頃から体調を崩しており、1975年以来初めて総会を欠席した。そのバンコクでWBC役員が自分に声をかけてくる、

「今年は喧嘩する相手がいないな。」

 だから、、、違うんだ、、、ランキング委員会後、スレイマン会長へのお守りを息子さんで事務総長のマウリシオ・スレイマン氏に手渡した。回復を心より願った。

 スレイマン会長はエキサイトした後のパーティーなどで、話す機会が僅かでもあると必ずフォローをするように声をかけてくれた。更にフォローしてくれたのがマウリシオ氏だった、感謝。

 自分達のWBCタイトル挑戦の道は続いている。今度もWBCの特別な冠の下、試合を行うことになるだろう。

 そして願わくば今年こそあの、黄金と緑に輝くベルトを誰かに巻かせてあげたい。

 ホセ・スレイマン会長、ご冥福をお祈りいたします。


(問い詰めすぎて、あの時はすみませんでした。)

 

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